2018年4月13日News

学生か主婦かで変わる?「アルバイト」と「パート」の違いとは

学生か主婦かで変わる?「アルバイト」と「パート」の違いとは

アルバイトを探していて、「この求人に興味があるけど、“パート募集”って書いてあるから、学生じゃダメなのかな……?」などと疑問に感じたことのある方はいないでしょうか?
学生にとってなじみ深い「アルバイト」という言葉。その職種は飲食や販売、家庭教師や軽作業などなど多岐にわたります。一方、主婦のイメージが強い「パート」という言葉。レジ打ちや事務作業などの印象が強いですが、実際のところアルバイトとはまったく異なるものなのでしょうか? 今回は、気になる「アルバイト」と「パート」の違いについてお伝えします。

「アルバイト」と「パート」って違うものなの?

アルバイトという呼び方とパートという呼び方には、一般的なイメージの違いはありますが、法律的には区別がありません。どちらも、「短時間労働者の雇用管理の改善等に関する法律(パートタイム労働法)」の対象となる「短時間労働者(パートタイム労働者)」にあたります。

パートタイム労働者とは、「1週間の所定労働時間が同一の事業所に雇用される通常の労働者の1週間の所定労働時間に比べて短い労働者」と規定されています。ここでいう「通常の労働者」とは、「正社員」「正職員」など正規雇用の労働者のこと。正社員に比べて1週間の所定労働時間が短い労働者、一般的に「アルバイト」「パート」「嘱託」「契約社員」などと呼ばれる人たちはすべて、法律上は「パートタイム労働者」という同じ扱いになるのです。

それぞれの由来がイメージの違いに

法律上は同じものですが、実際のところ「学生やフリーターはアルバイト、主婦はパート」といったイメージが定着しているのも事実です。この違いは、「アルバイト」と「パート」それぞれの言葉の由来や普及した背景によるものだと考えられます。

「アルバイト」という言葉は、ドイツ語で「仕事」を意味する「Arbeit」に由来しています。明治時代、旧制高校や旧帝大の学生たちの間で会話にドイツ語を交えて話すのが流行しました。当時の学生たちが学業の片手間にする家庭教師などの小遣い稼ぎのことを「アルバイト」と言っていたのが、日本でアルバイトという言葉が使われるようになった始まりだったようです。このため、アルバイトという言葉には現在でも「学生」のイメージが定着しています。

一方「パート」は、英語で「(全体の)一部分」を意味する「part」から来ています。正社員などフルタイムで働く人の勤務時間の一部の時間に勤務するという意味でパートタイムと呼ばれているのです。短時間とは言え、長期間にわたって正社員とほぼ同じ仕事内容で働くような場合が多いため、必然的に主婦がパートとしての働き手になるケースが多く、パートという言葉には「主婦」のイメージが強いのです。

イメージに合わせて企業も使い分けるケースが多い

お伝えしてきたとおり、アルバイトもパートも法律上は同じものですが、それぞれの言葉から多くの人がイメージする働き方や仕事内容には違いがあります。例えば、以下のような認識が一般的です。

アルバイト
・単発や短期から、中長期まで期間はさまざま
・シフト制など、勤務日や勤務時間帯にもいろいろなパターンがある
・アルバイトだけに任される仕事内容があるなど、正社員とは仕事内容が異なる
・学生やフリーターなどに適した仕事

パート
・長期勤務の場合が多い
・勤務時間は平日午後など一定の場合が多い
・仕事内容は正社員と同じ場合が多い
・子育てが一段落した主婦などに適した仕事

企業が求人を出す場合、こうした世間一般のイメージに合わせて「アルバイト」「パート」という言葉を使い分けるケースが多いです。ただし、明確な線引きはないので、企業がどのような線引きでこの言葉を使い分けているのかについては曖昧だと言えます。求人を見て呼び方が気になった場合は、意図を質問してみることをおすすめします。

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